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2017.7.31その他・社員ブログ

食中毒と夏野菜の効能

今月2度目の更新となりました。栄養士のWです。

夏らしい天気が続きますね。みなさん体調管理はいかがでしょうか?

夏バテ・寝冷え・夏風邪…など、暑さで疲れが溜まっていませんか?

今回は 「食中毒」 と 「夏の野菜の効能」 について取り上げます。

 

 「食中毒」

通年を通して気をつけなければならない食中毒ですが、夏場は室温も高く、食べ物が傷みやすいので、特に気を配りたいですね。

ひとことで「食中毒」と括りますが、食べてから症状が出るまでの期間やその症状、また予防方法も異なります。

そして、食中毒全体の約20%は家庭で発生している、というデータがあります。(厚生労働省 発表)

その原因菌は幅広く、ウイルス性、細菌性、化学性、自然毒、寄生虫…様々です。

圧倒的に、通年を通して多いのは「ノロウイルス」

作り置きした、カレーやシチューに発生しやすい「ウェルシュ菌」

生肉、特に鶏肉が汚染されやすいと言われている「サルモネラ属菌」「カンピロバクター」

どれも、いつも・どこにでもいる菌です。

調理前の食材・調理後の食品の温度管理、食べる人の体調管理、台所の器具や調理スペースの衛生管理を怠ると、爆発的に増殖し、発症します。

厚生労働省より推奨されている 食中毒の三大原則 「つけず・増やさず・やっつける」 

食中毒予防の6つのポイントを ご家庭でも実践しましょう。

そして、体調が悪いときは迷わず病院へ受診しましょう。

 

http://www1.mhlw.go.jp/houdou/0903/h0331-1.html#point1

家庭でできる食中毒予防の6つのポイント

 

「夏の野菜の効能」

みなさん、夏野菜食べていますか?

トマト、ピーマン、ナス、きゅうり、などの夏野菜は、夏に必要なビタミンや水分をたっぷり含み、

水分補給や暑さによる体のほてりをとる効果があります。

また、利尿作用で体内の毒素を外に出す役目もあります。

夏になると特に気になる水分補給ですが、飲み物だけでなく1日3回の食事も大切な水分源です。

冷たい飲み物を沢山飲むだけでなく、夏野菜をたっぷり食べましょう!

冷たいものばかり食べたり、飲んだりすると胃腸の調子も悪くなります。

生野菜で食べるだけでなく、炒め物や煮物などにすると量もたくさんとれて、温かく食べることができます。

夏野菜の代表格として、トマト・ピーマン・ナス・きゅうり。ぶらんぶらんとぶら下がって実るので、
通称 「ぶらり野菜」 と言われています。 これらの野菜は、夏の暑さで火照った体を冷やしてくれます。

(農家の人達が日差しの強い暑い夏の空の下、野外で作業しても

夏バテしにくいのは、これらの野菜を毎日一杯食べているからです)

思い出しましたが、筆者も農作業時は毎日、休憩時は苦手なトマトを食べさせられていました…

特にカリウムを多く含むキュウリは、利尿作用が絶大です。
体内にこもっている熱を尿と共に体外へ排出してくれます。

さらに、水分の摂りすぎで引き起こるむくみも解消してくれます。
キュウリを食べる時は、そのまま生で食べるのがおススメです。
みそや塩を少しつけて食べてみてください。
夏野菜の中には、疲労回復効果抜群の野菜もたくさんあります。

たとえば、ニガウリ(ゴーヤ)・オクラ・ツルムラサキ・モロヘイヤなどです。
これらの野菜の特徴として、苦味とネバネバ。食欲を苦みが刺激し、
トロトロとした食感は暑くて食欲のわかない時でも、スルっと喉を通ってくれます。

しかも、このネバネバ(ムチンという山芋などにも含まれる成分)は、
腸内環境を整え、疲労を回復させます。
さらにお肌にも良く、アンチエイジング効果を発揮します。

 

キュウリ
利尿作用があるカリウムが体内の塩分を排出してくれますので、体のむくみをとってくれます。
ぬか漬けにすると、ぬかのビタミンB1をしっかり摂る事ができます。

ナス
紫色の皮はアントシアニンという色素であり、血液をサラサラにする成分
抗酸化ポリフェノールが多く含まれています。
油や味噌ととても相性が良いので、揚げもの、炒め物として調理することがおススメ。

トマト
トマトの赤色はリコピンという成分であり、発ガンや動脈硬化の予防に役立ちます。
また、ビタミンCが豊富です。

ピーマン
ベータカロテン・ビタミンCが豊富であり、食物繊維や葉緑素も多く含まれています。
一般的な赤ピーマンは緑ピーマンが塾したもので、甘くなるのと同時に、
ピーマン独特の香りが消えるので食べやすくなります。

カボチャ
日本カボチャは水分を多く含む野菜です。
現在は甘い西洋カボチャが一般的です。
糖質、食物繊維が豊富で、ベータカロテン、ビタミンC・Eもたっぷりと含まれています。

ニガウリ(ゴーヤ)
ビタミンCがなんときゅうりの約10倍。
ベータカロテン、ビタミンB1、ミネラルが豊富。
夏バテ予防、食欲増進に効果抜群。果肉に含まれるモモルデシチンという苦味成分が血糖値の上昇を抑制してくれます。

オクラ
ネバネバは夏の疲労回復・スタミナアップに効果絶大。
ビタミンB1・B2・C・E、鉄分などを含む非常に栄養価の高い野菜です。

ミョウガ
血液の流れに発汗を良くする上、熱冷ましや解毒作用もあるので、夏バテ予防に効果有り。
香味野菜特有の香りは、夏の暑さでボーっとしている頭をシャキっとさせてくれます。
旬な夏野菜を積極的に食べて、あと少し…北海道の短い…夏に負けないよう、元気に楽しく過ごしてください!

 


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