2017.2.27
今年度も残すところあと1カ月
もうすぐ3月になるというのに寒い日が続きますね。
幼稚園給食部門栄養士のKです。
早いもので今年度も残すところあと1か月ほどです。
年長さんは小学生に、年中・年少さんは一つずつお兄さん、お姉さんになりますね。
体もどんどん大きくなって、給食もたくさん食べてくれているのが見ていてわかります。
皆さん一番好きな給食メニューは何でしたか?
私は給食が好きで、好きで、好きすぎて
一生給食が食べたい!作りたい!という不純??な思いがきっかけで栄養士の道 を目指しました。
(栄養士さんと給食室の方々の腕が素晴らしかったんだと思います。)
給食の人気メニューと言えば
カレー、スパゲティ、揚げパン、アイスクリームなど、かと思いますが
私はわかめごはんや野菜のおひたし、カシューナッツ炒めなど
ちょっと人とは違うものが好きな子どもでした。
当社の給食の人気メニューは、やはりカレーライスが一番。
その他ラーメン、スパゲティ、唐揚げなどが人気です。
ご家庭で食べ慣れているからか、鮭の塩焼きなども大変人気ですよ。
大人になってから「幼稚園の給食のあれがおいしかったな」「また食べたいな」
と思ってもらえるような、そんな給食を提供できたらと思っております。
今回はひなまつりが近いのでちらし寿司などについてお話しします。
***3月の行事食、ひなまつりの「ちらし寿司」について***
関東と関西ではちらし寿司に違いがあるそうで、
関西⇒寿司飯に具を混ぜ込む「五目ちらし」。
関東⇒酢飯の上にお刺身などの寿司ネタを乗せる「吹き寄せ寿司」
が主流だそうです。
具材にも意味があり、例えば
海老⇒「長寿」、海老の赤色から「魔除け」、
脱皮をすることから「出世祈願」
豆⇒「健康でマメに働く」
レンコン⇒穴が開いているので「先を見通せる」
と、考えて作られていることがわかりますね。
広島県はあなごや瀬戸内の野菜、福岡県ではかしわ(鶏肉)を混ぜ込んだり、他にもいろいろ、地方ごとに色んな特色があります。
いろんな出身地のお友達にも聞いたりしていつもとは違ったちらしずしに挑戦してみるのも良いですね。
また、ひなまつりの時はちらし寿司の他にはまぐりのお吸い物を食べることが多いですが、これにも意味があります。
はまぐりは対になっている貝殻でなければぴったりと合うことはないですよね。
このことから「1人の人と生涯連れ添う」という意味を込めて食べられるようになったと言われています。
普段なかなか食べる機会もないので、ひなまつりにはちらし寿司などの行事の食事を是非食べてみて下さい。
作るのが難しければスーパーで出来たものを買ってきても良いかと思います。
季節行事ごとの食事は幸せや健康の願いが込められていたり、季節の食材がたくさん使われていたりと、
日本の季節の風物詩でもあります。
意味や特色を知って食べると、また違った味に感じられるかもしれません。
3月の風物詩として、季節の食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。