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2016.8.30その他・社員ブログ

野菜の色素とその働き

こんにちは、栄養士のIです。

はじめての本日は、野菜の色素とその働きについてです。

明日、8月31日はや・さ・いの日と言うそうです。
野菜は1日350g(緑黄色野菜120g、淡色野菜230g)摂取が望ましいと言われています。
※これは野菜料理(副菜)を1日5皿食べるイメージですが、みなさんはいかがですか?

野菜の色は大きく5種類に分類され、その色で栄養やその働きを判断できます。
これを理解していると栄養バランスのいい食事も作りやすくなるかもしれません。お買い物のとき少しでもお役に立てれば幸いです。
黄色い野菜・・・かぼちゃ、ニンジンなど。
カロテノイド系色素(βカロテン等)です。身体の中に入ると、ビタミンAに変身します。身体の中の粘膜を強くしてくれるので、風邪の原因になる細菌やウイルス、アレルギーから守ってくれます。

赤い野菜・・・トマトや赤ピーマンなど。
リコピンと呼ばれるカロテノイド系色素。強力な抗酸化作用を持っているので、身体のサビを取る働きをしてくれます。 紫外線をたっぷり浴びた肌には必要な栄養素です! 特にミニトマトにはたくさん入っています。

緑色の野菜・・・ほうれん草やブロッコリーなど。
葉緑素(クロロフィル)という色素です。お腹の調子を整えたり、デトックス効果を持っています。抗菌・殺菌作用・消臭・美白にも効果があります。野菜の緑が濃いほどビタミンCやカロテン類も多く含まれることがわかっています。

紫色の野菜・・・ナスやブルーベリー、紫芋など。
紫色にはアントシアニンという抗酸化作用がある成分が含まれていて、老化防止に効果的で、目にも良いと言われています。アントシアニンはもちろん紫色の濃いところに多く含まれているのでナスは皮をむかずに食べることで摂取できます。

白い野菜・・・白菜や玉ねぎ、大根など。
緑の野菜と同様に病気の予防にも効果的です。他にも淡い色の野菜は緑黄色野菜に比べて栄養価が低いと言われますが、白い野菜は、生で食べられるものが多いので、加熱で失いやすいビタミンCやビタミンBも摂取することができます。

厚生労働省が毎年行っている国民健康栄養調査によると、
日本人の1日の野菜類摂取量の平均値は292.3g であり、性別にみると男性300.8g、女性285.0g です。

年齢階級別にみると、男女ともに20 歳代で最も少ないそうです。都道府県別に見てみると、北海道は平均以下だそうです。
北海道はたくさん、野菜を作っているイメージですが、食べている量は少ない人が多いようですね。
8月31日や・さ・いの日にちなんで食事の準備をするとき、いつもより意識してみませんか?!

 


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