2013.6.19
年4回来る2回目!
JICA札幌レストラン店長の野島です。
早いものでもう6月も中を過ぎてしまいました。一年も半分を過ぎたとも言います。
さて話は変わり食材には捨てるところは無い、皮の端から何から何まで使い切る、歩留まりはゼロに近づけろと小僧の頃(駆け出しの頃)はよく言われました。グリンピースが余ったから何かドルチェでもつくってみようかな?とかセロリが悪くなりそうだから炒飯にしてみようかな?とか色々考えたものです(もちろん今も)。食材に限らず家にあるものも何か再利用できないものかと考えてしまう貧乏性な私・・・この箱使えそうだな?とかこの紙袋丈夫だから取っておこうなど言っておきながら結局使いもせず捨ててしまいます。何かに使える、決して無駄なものは無いと思うようにしている中年調理師の私ですが、どうしてもこれ必要か?世の中にこれが無くて困る人いるか?と思うものがあります。それは「埃(ほこり)」
です。こいつだけはどんなに掃除しても1分後には現れます。しかもちょっと掃除しないだけで無数に現れ、くしゃみ鼻水をいやというほど誘発してきます。こいつが無くて困るのは掃除屋ですかね?でも無くても仕事がなくなることは無いと思います。とにかくこいつだけは無駄
です。必要性をまったく感じない、使い道が無いものナンバーワンです。
そんなことを思っていたら、ふと、こんなことを思い出しました。
自分の部屋をくしゃみと鼻水にやられながら掃除をしていたら、押入れから大量の埃をまとったギターのハードケースが現れました。大量の埃をまとったハードケースを手に取り蓋を開けると前回使ったままの状態のギターが現れました。外はあんなに汚いのに中は数年前と変わらないまま。ウェザーチェックの入ったトップのスプルースは味を出していて、サイド、バックのハカランダは相変わらずの迫力(笑、木の材質です)大量にまとった埃によって使わなかった月日をより感じ、蓋を開けたときの懐かしさもなんだか倍増された感じがしました。掃除をそっちのけにして「ホテルカリフォルニア」のイントロばっかりを弾いたの昼下がり。
埃にもちょっとだけ意味を感じた瞬間でした。(笑)